【アーティスト派遣】白山小の報告

2012年9月13日、白山小学校にアーティストの田中一平さんを派遣し、「いちねんせいのさくひんてん」に向けての授業を行いました。

授業のタイトルは《箱にこめる、夏休みの思い出》。子どもたちそれぞれが家族や友達と過ごした夏休みの楽しい思い出を、1つの箱の中に表現します。

 

まずは講師の田中さんが、自作した見本を示しながら、詳しいつくりかたを説明しました。

「写真は切り抜いてもいいし、支えをつくって箱から浮かせてもいい。自分で描いた絵を貼ってもいいし、箱の外側に描いてもいいよ。」と、アイディアに制限のないことを伝えます。

 

子どもたちが持参した思い出の素材は、写真や貝殻や何かの種や小さなおもちゃなどさまざま。

「友達とプールで泳いだ。」「お祭りで半被を着て太鼓を叩いた。」「家族みんなでグアムの海に潜った。」「長野で魚を釣って焼いて食べた。」「おうちでお父さんの誕生日をお祝いした。」・・・

まだ記憶に新しい夏休みの出来事を話すみんなが嬉しそうで、とにかく楽しかった!気持ちがあふれています。一緒に過ごした家族や親戚のことなど、近くのお友達とも会話が弾んでいました。

 

 そうした楽しい思い出を、記念写真とは違う形で再現します。平面から立体物まで、バラエティ豊かな素材を使う上での悩みも出ましたが、一度アドバイスすればすぐに要領をつかんで、構成力抜群に、箱の中の世界がみるみる充実していきました。

「蓋を開けたら飛び出すビックリ箱にするんだ!」と既に、作品を人に見せることを意識している子も。

 

ある程度完成の目途がついてきたところで、数人がみんなの前で作品発表しました。褒める田中さんの言葉にちょっと照れながらも、自分でも満足している様子。

 

 子どもたちが誰かと一緒に過ごした宝物のような時間が、小さな箱いっぱいに詰まっています。作品のタイトルと、どんな思い出をどう表現したかを、各自用紙に記入しました。

 

「今日の図工、楽しかった人!」先生からの質問に勢いよく手を挙げる子どもたち。それぞれの持つ大切な記憶や身近な人への気持ちが、見る人の手に触れられる作品となり、どんなつながりを生みだすのか。12月の展覧会がとても楽しみです。

【アーティスト派遣】取手小の報告

2012年9月7日、取手小学校にアーティストの小中大地さんを派遣し、「いちねんせいのさくひんてん」に向けての授業を行いました。

授業のタイトルは《いえゴブリン ~家族をつなぐ不思議な妖精~》。家族ひとりひとりの特徴を思い出しながら画用紙とクレパスなどを使って、家族をつなぎ、守ってくれる≪いえゴブリン≫をつくります。

 

取手小に≪ゴブリン博士≫登場!今日は1年生の子どもたちもゴブリン研究員として、博士と一緒に研究します。

 

まずは博士のこれまでの制作活動≪ゴブリン・ヒストリー≫を紹介します。スクリーンに次々と映し出される不思議な妖精たちに、「わぁ!」「えぇー?」「こわ~い!!」と笑顔の子どもたち。列の後ろで見守る保護者の方々も思わず噴き出したり、拍手してくださったりしていました。

 

 

博士の家族を紹介しながらの≪いえゴブリン≫制作デモンストレーションにも子どもたちは興味津々。宿題のプリントに記入してきた家族の特徴を読み返し、友達の発表も聞きながら、「どんなゴブリンにしようかなぁ。」と、イメージを膨らませていました。

 

 

「絵を描いてから画用紙を切ってもいいし、画用紙を切ってから絵を描いてもいいよ。」

博士のアドバイスを参考に、いよいよゴブリン制作開始です。

「お母さんは花を育てるのが好きだから、お花の髪の毛。」

「弟は逆立ちが得意だから、鼻は逆立ちする弟。」

と、それぞれの家族を表すものが、発想豊かにゴブリンのパーツになっていきます。保護者の方は研究員の助手として制作参加。普段とは違う子どもとのやりとりを楽しまれている様子でした。

 

2時間目が始まったところでちょっと気分転換。一旦手を止めて、周りの友達の作品を見て歩きます。制作途中でも既にたくさんの工夫が表れていて、博士が見つけた素敵な例を紹介する場面もありました。

 

子どもたちの勢いと集中力はその後も途切れることなく、70人それぞれの個性が光る、魅力的な≪いえゴブリン≫たちが生まれていきました。各自工夫して制作しながら最後まで家族を意識し、作品のすみずみにまで愛情が表れているのが印象的。小さな研究員たちの素晴らしい成果に、「これまでにないくらい大感激!」と幸せ顔のゴブリン博士でした。

【アーティスト派遣】山王小の報告

2012年9月6日、山王小学校にアーティストの副島章弘さんを派遣し、「いちねんせいのさくひんてん」に向けての授業を行いました。

授業のタイトルは《あなたのいろ・わたしのいろ・つながる・ひろがる》。身近にいる大事な人(家族や友達)に好きな色とその理由を聞き、自分の好きな色も加えた4つの色で絵を描きます。

 

絵の具初体験の子もいて、画用紙に描くのもおそるおそるでしたが、パレットで混色を始めたところからどんどん気分が乗ってきたようです。どれも大事な人を思い浮かべながらのこだわりの1色に。4色だけでできた画面に15人の個性が光っていました。

 

 

2時間目から本番突入、巾170cmX6mの大きな布に子どもたちから歓声があがります。裸足で布の上にあがって順番に霧吹き。濡れた画面に乗せた絵の具がじんわりとにじんでいく様子にみとれます。

 

独自の色づくりや筆の使い方などにのめりこむ一方、友達のアイディアを真似たり、一緒に色を重ねてみたり。1つの大きな画面に、子どもたちそれぞれの発見と互いのやりとりが広がっていきました。

 

みんなで描いた画面の全体を眺めてみてから最後の仕上げ。自分の描いた場所やお気に入りの場所をハサミで切り取ります。大きな布と格闘しながら思い切りハサミを使うことも、子どもたちには新鮮みたい。

 

切り取られた布のピースは一時預かり、講師の副島さんが展示の準備をします。子どもたちひとりひとりの作品がまたひとつに結集されて、最終的にどんな世界に仕上がるかは、12月からの「いちねんせいのさくひんてん」でのお楽しみ。