団地にも秋が来ました。今週末からオープン・ダンチ!でお待ちしています!

井野団地にも、本格的な秋到来!

「オープン・ダンチ!」は今週末からです。
http://www.toride-ap.gr.jp/news/?p=668

日常的に進んでいるアーティストと住民による活動を
感じてもらえるようにひらく一ヶ月。

井野アーティストヴィレッジオープンスタジオも同時に開催しています。

ぜひぜひ、おでかけください。

 

(はばら)

【アーティスト派遣】井野小・一週目の報告

2012年10月18日、井野小学校にアーティストの宮田篤さんと笹萌恵さんを派遣し、「いちねんせいのさくひんてん」に向けての授業を行いました。

タイトルは《おとなりちゃん》。 “いつもそばにいたけれど、ずっといっしょにはいられないかもしれないもの”と自分の姿を隣り合わせて、作品の世界でお話しします。

井野小ではお馴染みの宮田さんと笹さん。「うちの姉ちゃんと友達だよ!」なんて声も聞かれました。

図書室に定期発行している『リカちゃんハウスちゃん』が今回の授業の下地になっており、漫画の主人公のリカちゃんも、実は井野小に今年入学したクラスメイトなんだけど・・・みんな知ってたかな?

 

【おとなりちゃん】は、かつてのお気に入りや、今も大事にしているものを擬人化したキャラクターです。笹さんが考えたのは、知人から貰ったフランス製裁縫鋏のパリジェンヌ。仕事をする時は“いつもいっしょに”自分を助けてくれる相棒だそうで、おとなりの笹さんと仕事の相談をしています。興味津々の子どもたち。

 

今日はみんなのお母さんやお父さんも授業に参加。自分の持ってきたお気に入りについて紹介します。ちょと照れながらも嬉しそうな子どもたちと、会話する保護者の方々も楽しそう。

プリントをもとに【おとなりちゃん】の想像もしてみます。年齢や性別など共通の項目を埋めたあと、好きな食べ物や色、性格など、オリジナルの設定もしていきました。「夜は元気に跳ねているけど、朝は僕が学校に行ってしまって淋しい。」と、大好きなボールの目線に立ってのユニークな発想も。

 

言葉での想像ができたらいよいよ具現化。お気に入りの品物をよく見てスケッチする観察力と、絵本に出てくる要素を組み合わせて顔や手足にするなどの構成力も発揮されました。

そうして描かれた【おとなりちゃん】はどれも味わい深く、今にもしゃべりだしそうな雰囲気です。

 

自分を描く段階に入ったら、あとは【おとなりちゃん】とじっくり対話する時間です。どんな場面で何を話しているかな?視線や顔の向きで、おとなり合う関係を意識している子もいました。

 

一週目のまとめとして、制作途中の作品を何人かに発表してもらいました。

2歳の頃おばあちゃんが買ってくれた帽子を作品にした男の子によれば、【おとなりちゃん】はなんと!「僕の子ども」で、「ピンク色の髪をした4歳の女の子」。でも自分とはいつもケンカばかりなんですって。

こんな愉快な想像があと2時間をかけて更に深められ、形になっていきます。子どもたちとそれぞれの「おとなりちゃん」との関係は、次回どのように発展していくでしょうか。

【アーティスト派遣】吉田小の報告

2012年10月11日、吉田小学校にアーティストの大西利佳さんを派遣し、「いちねんせいのさくひんてん」に向けての授業を行いました。

授業のタイトルは《笑顔を作る旗を作ろう》。大事な家族や友人の幸せ、喜びを想像し願う気持ちを込めて、自分の顔を布に描きます。

まずは講師の大西さんが描いた作品例を見ながら、子どもたちもそれぞれ、自分にとっての大事な人を思い浮かべてみます。「みんなにも、元気でいて欲しい人、笑顔になって欲しい人はいますか?」大西さんの問いかけに「羽田先生!」「野本先生!」と我先に答える子どもたち。みんな先生が大好きなんだね。

 

次に配られた鏡で自分の顔を見つめてみます。よく観察するための手がかりとして、隣にいる友達との違いを3つ探すよう、大西さんが呼びかけました。発表してくれた男の子によれば「自分の方が、顔がデカくて鼻が長い!口も大きい!」。自分の特徴を的確に捉えています。

 

 A4サイズの布に、大事な人に見せたい自分の顔を下描きします。どこからどんなふうに描いていけば良いのか、最初はなかなかつかめない様子の子どもたちでしたが、大西さんや先生方からアドバイスを受けるうち、少しずつ形になっていきました。作品例を間近で見ると、目の位置や口の形などを何度も描き直したあとが。手探りでいいと分かって、緊張がほぐれた様子です。

今まで自分の顔を描いたことはあるけれど「鏡を見て描くのは初めて」だそう。細部まで確かめながら慎重に、あるいは顔全体の雰囲気を捉えて大胆に、描き方やペースに個人差はありつつ、自分の顔と丁寧に向き合う姿勢が、子どもたちの真剣な眼差しと描かれた線にも表れています。

 

クレパスや色ペンを使って彩色したら、自由な発想で背景も描いていきます。自分の好きなものや風景、きれいな模様などで彩られるごとに画面の中の表情も華やいでいくよう。

 

元気いっぱいに笑った顔、優しくほほえんだ顔、デフォルメしたコミカルな顔、しっかり描きこんだ力強い顔。どれも描き手本人によく似ていました。65枚の作品は、最終的に大きな旗に縫い合わされて≪いちねんせいのさくひんてん≫へ。そこからどんな笑顔の輪が広がっていくのか、とても楽しみです。