【アーティスト派遣】白山西小の報告

20121024日、白山西小学校にアーティストの井上みゆきさんを派遣し、「いちねんせいのさくひんてん」に向けての授業を行いました。

授業のタイトルは《紙吹雪づくり》。絵の具の色々な使いかたで着彩した紙で紙吹雪をつくり、クラスメイトに贈る一言を添えてお互いにかけ合います。

 

 まずは井上さんから子どもたちへ、乾いた筆でカサカサと掠れた色を広げる方法、画用紙に水分をたっぷり含ませて色をにじませる方法の2種類を伝授しました。技法は全員同じでも選ぶ色や筆の運びかたはさまざま。一斉に見せてくれた作品には既に24人分の個性が表れています。

 

教わった技法を応用して、画用紙のほかにコピー用紙や半紙や藁半紙など、異なる質感も試しながらどんどん色紙づくりを進めていきました。

 

 実験的に色を重ねて偶然の現象を楽しむ子、思いつくまま自分の好きなものや風景などを描く子、つくりたい色の世界をイメージして一枚にこだわり抜く子も。「ねぇ、見て見て!」と先生やスタッフを口々に呼び止めて、お気に入りの部分や、自分が見つけた塗りかたとその効果などを教えてくれました。

 

 次は自作の色紙を紙吹雪にする活動。井上さんが用意した色々なサンプルで、降りかたの違いを見てみました。形の違いから生まれる不思議なバリエーションに、子どもたちから歓声が上がります。

作品にハサミを入れるのも「このために色を塗ったんだもんね!」と抵抗無い様子。ピースがひとつできるたび、一枚の画面からの変化に見入ったり、何度も投げては落ちるさまを楽しんだりしていました。

 

 お花紙や折り紙や色セファン、各自が持ってきた“紙吹雪に混ぜたいもの”も材料に加えます。切ったり手で千切ったりして出来た紙吹雪を収める箱は、井上さんお手製のショーケース仕様。ひと箱ごとに、色とりどりの子どもたちのアイディアと思い入れが詰めこまれていきました。

 

 体育館に移動して、いよいよ紙吹雪シャワーの時間です。教室での隣の席同士がステージの上下に並び、端から順番に紙吹雪を振りかけていきました。「毎日給食を残さず食べてすごいね!」「いつも一緒にサッカーしてくれてありがとう。」などなど、相手に贈る一言も作品の大事な要素です。

こうして24人分のドキドキ・そわそわ・嬉しい!・拍手!!が繰り返され、華やかな気分とともに授業は幕を閉じました。「楽しかった!」「もう一度やりたい!!」と何度も言う子どもたち。授業を通して見つめ直したお互いの関係は、これからどう変化していくでしょうか。

 

【アーティスト派遣】井野小・二週目の報告

2012年10月23日、井野小学校にアーティストの宮田篤さんと笹萌恵さんを派遣し、「いちねんせいのさくひんてん」に向けての授業を行いました。
タイトルは《おとなりちゃん》。 “いつもそばにいたけれど、ずっといっしょにはいられないかもしれないもの”と自分の姿を隣り合わせて、作品の世界でお話しします。

 もうすっかり宮田さんと笹さんの名前を覚えた一年生と、前回の続きです。まずはおさらいとして、製作途中の作品を発表しました。他の誰のものでもない、子どもたちひとりひとりが持つ経験と個性が表れた作品を、保護者の方々が温かく見守ります。

【おとなりちゃん】と自分の会話を、大きな吹き出しにしてみよう。みんなのお父さん、お母さんもサポートに入り、アイディア交換しながら楽しく制作を進めていきました。「前に考えたのと同じじゃなくていい?」と言葉の発想も新たに、前回よりも会話の内容に広がりや深まりが生まれていました。

 セリフができたら今度は自分と【おとなりちゃん】の番。それぞれを画用紙から切り抜きます。細い手足や細かい髪の毛の部分はどうしよう?大人たちは余白をとって大まかに切るよう勧めますが、そこはこだわりたい子どもたち。描いた形になるべく沿って、器用にハサミを入れていきました。

 画面から抜け出し現世に降り立った【おとなりちゃん】と自分の姿。すると子どもたち、それを両手に、または隣にいるお母さんと片方ずつ持って、遊び始めました。作品をお人形のように動かしお話して、子どもたちが、自分の作品と新しく出会った瞬間です。

【おとなりちゃん】と自分と会話の吹き出しと。それぞれを台紙の上に直立させる形で配置していきます。各要素を支える三角柱のつくりかたを宮田さんと笹さんが伝授。長さを調整して高低差をつける、【おとなりちゃん】と自分を向かい合わせにする、自分をユーモラスに逆立ちさせてから、【おとなりちゃん】と目が合うように瞳を描き直す、【おとなりちゃん】化した絵本の中のカラフルなページを周りに足していくなど、配置の仕方にも工夫とオリジナリティが発揮されていきました。

  こうして子どもたちが経た、現実と空想の間を行き来しながら一つのものと向き合う時間が、多様なストーリーを持つ作品として結実していきました。オレンジ色の帽子から生まれた【みかんちゃん】、救急車のミニカーから生まれた【キューちゃん】とお隣り合って繰り広げる夢いっぱいの会話。身近なものとの関係を、家族と一緒に振り返るだけでなく、これまでとは異なる価値も見出だせたようです。

今回【おとなりちゃん】として生まれ変わったものたちが、この先いつまで子どもたちと一緒にいられるかは分かりませんが、気持ちを新たに何かとの関係を結び直す体験は、子どもたちの成長の一歩となり得たのではないでしょうか。

いこいーの、一歳になりました。

やってきました、いこいーの1歳のお誕生日会!

オープン・ダンチ!2日目。10時という早い時間帯にも関わらず、多くの方に集まっていただき、一緒にお祝いをさせていただくことができました。ありがとうございます。

日当りのいいところでお誕生日のセレモニーにおつきあいくださった皆さんの背中。いこいーのボランティアさんはじめ、常連さんや、民生委員のみなさんや、取手市役所のいつもお世話になっているみなさんや。集まっていただいた皆さんで、ハッピーバースデーの歌をいこいーの+タッピーノに歌っていただきました。伴奏はTAPスタッフのヴァイオリン+サックスで。なかなか消えなかったケーキのろうそくの火が、消えた!セレモニーには、URの千葉地域支社長さんほかURの方もかけつけてくださいました。社協会長さん、いこいーのの1歳年上のお兄ちゃん、戸頭おやすみ処運営委員会の若松さんには、お祝いの俳句を一句、いただきました!

セレモニーの後は、一歳ありがとうのふるまいです。具だくさんけんちん汁と、おしるこでした〜。あつあつ!

14時からは大関さんの美味しいコーヒーの振る舞いまで。普段はブラックが苦手な人も、そのまま美味しく飲める!コーヒー。

常連さんズが、開いている井野アーティストヴィレッジの前でくつろぐ一風景。

また、午後のいこいーのではちびちゃんズも登場してくれました。言葉を介さないコミュニケーション中。

穏やかに過ぎたお誕生会の一日。
お越し頂いた方、一緒に祝って下さった方、遠くで気にして下さっていた方、日々足を運んでいただいているみなさま、ボランティアのみなさま、ありがとうございます。

これからもすくすく育ちますように。

どうぞよろしくお願いします。