【第5回レクチャー】吉本光宏氏(ニッセイ基礎研究所)

8月5日(土) 14:00〜17:00

吉本さんが視察に行かれたEU(イギリス、ドイツ、アイルランド、スペイン、フランス)・日本(横浜)のクリエイティブシティについてのお話を伺いました。

時代の流れで衰退していった工業都市を芸術文化によって再生するという各地の成功事例を画像・映像で紹介しながらレクチャーは進行しました。

衰退した街のアートによる「再生」は、まったく新しい物をつくって今まで培ってきた文化をゼロにしてしまうのではなく、既存の物に手を加え、新たな価値を見出すことで成功するのだと思いました。
そこに住む大半の人が始めは反対したり興味を示さなかったプロジェクトでも、遂行するうちに共感や賛同が得られ、衰退した都市に新たな価値が生まれることで市民は誇りを取り戻すことができたのではないかと感じました。

日本でも横浜が代表的な事例としてあげられました。今まで都市再生というと既存の物は残さず、すべてつくり変えてしまうやり方が多かったことに対し、桜木町では既存の建物を残し、そこにアートスペースをつくるという試みが行われており、その詳細の一部を紹介してもらいました。

都市によって、国民性もちがうし抱えている問題もちがう。当然表現の仕方もさまざまでした。紹介されたプロジェクトは期間も長期的だったし、スケールもとても大きなものでした。

そして一通りクリエイティブシティの話が終わり、ディスカッションの時間になり、吉本さんには個々の疑問に気さくに答えていただきました。

(個人的には)そんなことが起きているのか、とただただ感心してしまいました。
さぁ、どうする取手??!

インターン/後藤


【第4回レクチャー】「野点」のきむらとしろうじんじんさんきたる!

6月18日(日)15:00〜 

実はこの日の私はきむらとしとうじんじんさんがどのような活動されているかまったくわかってなかったんです。そしてどんな方なのかもです。「レクチャーがあるよ」ってことだったので何か絵の描き方とかはたまた写真の撮り方を教えてもらえるんじゃなかろうかなんて勝手に想像してました 笑   

初めてじんじんさんを見たのがTAPの事務所の中でです。するっと入り口をくぐり抜けて入ってきた方がそうでした。他の人との何気ない会話のやりとりだったんですけど、なんか、かっこいいなあ〜っていうのと話してみたいな〜っていう感じを すごく受けました。

いざレクチャー。の前にじんじんさんに写真撮影の許可を頂戴すべく話しかける筆者。かなり緊張してました。変な笑いとかしてたかなあ。が、快くOKを頂きました!
じんじんさんほんとうにありがとう ございます!
レクチャー後はツーショット写真も。

そしていざレクチャーへ。きむらとしろうじんじんさんは「野点」をされています。この野点というのは何か。辞書を引くと、「野外で、茶をたてること。また、野外で催す茶会。野掛(のがけ)」-大辞泉-  じんじんさんの場合はお茶碗を作ることも含まれます。しかも移動式の釜セットをリヤカーに積んで・・・ 何もないところに女性用のゴージャスなワンピースを着て奇抜なお化粧をしたじんじんさんが現れて、ご近所の方々がきて、通りすがりの人がきて、その人たちが絵付けしたお茶碗が焼きあがりその場でお茶を楽しめる。 
じんじんさんにとっての「野点」とは?は、人が集まって茶碗ができていくということだけでは全然なくてその過程の中でいろいろなものがある。 というのを少しわかった気がします。「わかった」なんて言えないですかね 笑   

レクチャーを終えて・・・心動かされるような方に出会えてほんとうにうれしい気持ちでした。これからもそんな思いが味わえたらいいなあなんて思ってます。  小野健太郎


【第3回レクチャー】6月5日 藤本由紀夫さん、取手に来たる!

昼間、3台の車を連ね下見ツアー。
今日からTAPカメラマン斉藤さんも同行。
藤本さんは、はらっぱが広がり小高い丘もある「宮ノ前ふれあい公園」に惹かれた様子。
今は草や木々のざわめきが気持ちよい季節。本番11月にはどんな様子に…?
途中の合流者を含め、多いときで20数名がぞろりと取手をまわりました。

夕方、レクチャー。
作品の映像を交えて。今の活動形態に至るお話を聞きました。参加者約30人。
当初電子音楽の分野で、大音響に囲まれて音の電子的合成に夢中に。
10年して、いくら一所懸命「ピアノの音」や「鳥の声」を作っても、結局は「全てシンセサイザーの音だ」と気づいて愕然とする。
それが、「紙をクシャッとする音」という、合成にはとても難しい音、しかも機械と違って二度と同じにならない音が、こんなに身近にあるのだと気づいたこと。
そこから今の音の世界に入ったそうです。

音の鳴るものをつくる」から「音の鳴る空間をつくる」方向へ。
展覧会をつくるのは「人がその時間、空間に来て体験する」シカケづくりでもある。
だからアートを体験する側にも、自分なりの発見をもつこと(主体的なかかわり)を求めている。

場所の質は「写真で見る印象だけでなく、生身の人間がそこに行って耳でも情報を得ないとわからない」という藤本さん。今日、取手の音をとくと耳におさめて帰られたはずです!

最後に投げかけられたキーワードは「日常からのまなざし」。
何が起こるかわからない日常にパン!と踏ん張れること。
日常から足を離さず、じっとして、そこから何が見えるかをとらえること。
それが今こそできるアートの役割だとおっしゃいました。

さてこれから取手でどんなことが起こるか!

インターン/長尾